山形県の自然薯つくり 産地見学 山形県 (1)
2014.03.10|産地情報
3月5日。この日の山形県、大石田町は、ごらんの通り、これだけの雪がありました。
「おいしい山形」の産地見学会の一行が、まず最初に訪れたのは、大石田町にある
自然薯(じねんじょ)畑 「あったまりランド深堀」
大石田町は、すでに「蕎麦」の町として、地元では有名。
30年以上前から、「大石田町新作物研究会」が、取り組んだのが自然薯作り
?日本原産種で、粘りが強くて、滋養強壮に効果があるとされるこの自然薯作りを町おこしの柱として、
すでに一つの強力なブランドとして認知が進んでいます。
大石田新作物研究会の海藤明会長自ら、
自然薯の掘り出し地に、ご案内してくださいました。
?雪が降るなか、自然薯の掘り出し体験の畑に向かいます。
一面真っ白な平地。
そこに「自然薯の旗」がヒラヒラとはためいています。
これほど、雪深いところで、自然薯つくりに取り組んできたというのは、驚きです。
「一年ほどかかって、こんなに大きくなります。」
「白い雪の下では、こんな野菜がたくましく大きく育って行ってます。」
「雪の寒さの中で育つ自然薯は、甘さもまして、また格別に美味しく育ちます。」
「雪国の自然薯です。」
普通、自然薯は地中を真下に向かって長く伸びていきます。
それが1メートルも深く掘らないと収穫できないのが普通です。
大変な重労働の上、時間も 長時間必要になります。
ところが、ここでは、さっと雪をどけると、黒い筒のようなものを引っ張れば、
その中からまるまるに太った自然薯が、スーッとでてきます。
美味しい自然薯をたくさん育てて、誰もが簡単に収穫できるようにと
知恵を絞った工夫がいたるところにこらされています。
雪の下で育った自然薯は、格別の味がします。
贈答用にと、人気も高いです。
すり鉢ですりおろした自然薯。
腰の強いねばりけ。ねっとりとスリコギにからみます。
美味しいのはもちろん、滋養たっぷり。
?この産地を訪れたのは、関東からは、東京築地市場の大卸のバイヤーさんや、
大手量販店のバイヤーさん、それにディズニーランド近くのホテルの飲食部門のバイヤーさん。
関西からは、有名ホテルの総料理長さんや、バイヤーさん。
社長自ら、情熱をもって、自然薯のおいしさをお伝えいただきました。
雪国から届く山形の自然薯。
これはまた、ひとつ、気になる美味しいものが増えました。
?収穫期は、11月~3月頃。
雪国の特徴を生かして、「雪室(ゆきむろ)」を活用して、周年出荷できる体制も整えられています。
この商品を仕入れてみたいと思われるバイヤーさんは、どうぞお気軽に市場ネットショップまでお問い合わせください。