淡路島産の玉ねぎを、訪ねて。産地レポート
2014.07.10|産地情報
淡路島産の玉ねぎは、甘い。
辛みが少ない。
そして、柔らかくておいしい。
だから、全国でも有名な人気のブランドになっています。
5月上旬から収穫される「七宝早生」という品種の玉ねぎは、
生のまま、スライスして、水でさらすこともなくそのまま
ポン酢やかつお節をかけて食べておいしい。
辛みがなく、甘くて美味しいから、
6月初めまでは「淡路の新玉ねぎ」として楽しめます。
この品種は、貯蔵が効かないので、生で食べる新玉は、この期間を逃すと
また一年先まで待つことになります。
7月、8月頃からは、中生種「ターザン」というたまねぎが出荷されていきます。
作付けもこの品種が多く、「たまねぎ小屋」で乾燥、熟成をされて、
全国に出荷されます。
晩生種の「もみじ3号」や、「もみじの輝き」などは、
冷蔵庫保管もできるので、翌年の3月まで出荷でき、長期間販売されます。
糖分も高く、甘くておいしいと喜ばれています。
炒めるとまた、甘みもぐっと深まります。
淡路島にあるいくつもある「撰果場」のひとつもJAあわじの方にご案内していただきました。
ここで、玉ねぎの選別が行われます。
大事な仕事です。?
兵庫県の玉ねぎの生産量は、全国3位。
もっとも生産量が多いのは、北海道。ついで佐賀県。
そんな中、淡路島産の玉ねぎは、特に甘い!と人気です。
JAあわじ島の高田尚課長さんが、淡路島の玉ねぎの魅力についてお話してくださいました。?
「淡路島の甘いので、てんぷらで、すごくおいしいです。」
「ポン酢とマヨネーズなどで、生で食べることもよくあります。」
「子供の頃から、玉ねぎは、卵とじにしてよく食べています。地元らしい食べ方のひとつかもしれません」?
?これら淡路島の玉ねぎは、大阪府中央卸売市場にトラックで運び込まれてきます。
市場の中の大卸「大果大阪青果株式会社」 北部支社の妹尾健司さんが
玉ねぎの10キロ箱を抱えて、
「やっぱり、淡路島さ産は甘いと評判です。
玉ねぎの中でも、安定感のある人気ブランドなんです。」
そして、実はこの玉ねぎ、淡路島産の鱧(はも)にとっては、
無くてはならい存在なのです。
鱧と玉ねぎで、「鱧すき」
地元淡路島では、7月、8月は特に、この「鱧すき」が好んで食べられます。
もちろん、大変なごちそうです。
なんとも言えない、おいしさに満ち満ちたお料理です。
淡路島に行くと、そのごちそうを存分に楽しめます。
おススメのお店は、前回の鱧の取材のページをご覧ください。
地元漁港の仲買人さんがおススメの めちゃうまい「ハモ料理のお店」は、こちらのページの真ん中あたりです。