市場トピックス

美味しい魚のお店、宮川商店さんのある1日~仕入編

2013.10.17|

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美味しい魚を提供してくれる、ほんものの魚屋さん、
宮川商店さんのある日の仕入れからお店に商品が並ぶまで。

ご夫婦で営む街の魚屋さんとして人気を集めていらっしゃいます。

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    大阪市此花区伝法2丁目15-8にある街のお魚屋さん、「宮川商店」さん。
    営業時間 月 – 土: 10:00 – 19:00 
     電話 06-6463-3978
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    宮川の大将は、この道15年。奥さんは、10年。共にお魚が大好きで、
    その美味しさをひとりでも多くの人に届けたいと奮闘中です。

 

では、評判のお魚屋さんの一日をご覧ください。?

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    朝7時10分の市場正門前。快晴のお天気。

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宮川商店から、大阪府中央卸売市場までの距離は約30キロ。
車で約50分ほどかかる。

 

中央市場に到着すると、早足で、めざす仲卸さんのところへ。この日、最初に訪れたのは、「豊国水産」さん

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ショーケースの中には、
今朝入荷された天然マグロがブロックで並んでいる。

?天然本マグロ
天然メバチマグロ
宮崎県産天然キハダマグロ
台湾から輸入された天然キハダマグロ

「やっぱり天然ものはおいしいよ」

「お客さんには、美味しいものを食べてもらいたいから、
毎日、自分の目で見て仕入れをします。」

 

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    かねぶん水産さん
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    天然魚を目で見て、
    これはと思ったものは、触って確かめる。

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やっぱり、この時期はさんまは外せない。

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    この日の仕入れ3店舗目は、北部庄八さんのお店
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    このボックスひとつに、
    氷漬けされたカツオがまるまる入ってます。
    これも中身をしっかり確かめます。
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    4店目は、はまじま水産さん。貝も、しっかり見極めます。
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    同じ店で同じように買うにしても今日は、どんな品なのか。納得できる品を求めます。

(それにしても、よく触られます)
宮川の大将に、素人を代表して、伺ってみました。

「魚を触って、どんなことがわかるのでしょうか?」
大将 「言葉では説明しずらいですね。目で見れば、鮮度もわかります。
魚の目もみます。魚にヌメリがあれば、新鮮な証しの一つです。艶もわかります。
少し触れば、身がしっかりしているかどうかもわかります。
【魚がいかってるのもわかります】」

いかってるというのは、生きているという意味だそうです。
魚そのものは生きていないのですが、新鮮で身が生きているということのようです。
刺身にするのは、いかってる魚であることが必須だそうです。

やっぱり、プロの目線は違います。

 

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はまじま水産。
昨日まで九州地方の横を台風が通過していたので、
入荷されている天然魚は、いつもの6割程度と品薄。

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お店の前で出会った同業者の魚屋さんとちょっと情報交換

 

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活けふぐの水槽をチェック。
この日は、心に響くものがなかったので、次回の仕入にすることに。

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大晃水産。寿司ネタになるような品揃えが豊富。
シーズンなので、マツタケも並んでいる。

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北海道産の活けのほたて。
やっぱり、手にもって確かめてみる

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イキの良いホタテが、持ってってぇと誘う。

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いろんな貝類が並んでいます。

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ちょっとした会話の中に、今日の仕入の判断材料が潜んでいます。

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休む間もなく、いろんなお店を見てまわります。

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このお店では今日の仕入れはないけれど、支払いだけを済ませます。

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北部庄八のおやっさんが「かます」をおすすめ。

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「これは煮付けにしたらおいしいでぇ」と大将のおすすめ

「僕ら、街の魚屋にとっては、中央市場の存在はありがたいです。マグロに鯛、さんまに、いとより、かつお、ホタテ貝、日本各地で獲れる鮮魚を一つの場所で、少しずつ仕入れることができるのですから。それに、ここ大阪府中央卸売市場は、僕らのような小さなお店の親切にしてもらえるので、仕入れがしやすいですね」

なるほど!だから宮川の大将は、お店のすぐ近くの車で10分ほどの所にある「大阪市中央卸売市場」を通り過ごして、1時間近くも遠くにある茨木市にある「大阪府中央卸売市場」に
毎朝仕入れに来られているんですね)

(そういえば、近頃は、「産地直送」のうたい文句で魚を並べているお店もちょくちょく見かけます。
時には、島根県の○○港から直送という看板のところに「さんま」が並んでいて、はてな?と思うこともあるギリギリやすしです。
魚屋さんの仕入れの様子を横で見ていて、改めて中央卸売市場のすごさを実感しました。)
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「いとより」
しっかりと見極めの目が光る

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もう一度、豊国水産さんに立ち寄って、
おやっさんと情報交換

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中央市場の中にある資材屋さん おつくりを入れる「舟」を仕入れ。

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おつくりに入れる「おおば」を仕入れる

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駐車場の車のところにもどると、
さきほど回った各お店の商品がトラックに積み込まれている。
さて、急いでお店に帰って開店前の仕込み。

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50分ほどかけて、此花区伝法町のお店に。
休む間もなく、仕込みの準備へ

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お店開店は10時。
まだ9時過ぎというのに、
待ちかねたように一人のお客さんが飛び込んできた。

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天然鯛を刺身に。

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カツオを刺身とタタキに。

こんな風に毎日、朝早くから中央市場に出かけ、自分の目で確かめて魚を用意する大将のお店は、美味しい魚屋さんとして地元の人に愛されています。
引っ越しで、栃木県や北海道に移り住んだ人もいますが、その人たちからも毎月お魚の注文が入るそうです。
「やっぱり、大将の魚が食べたい!」
魚大好きの大将の手を通ると、どんな魚も一段とうまさがランクアップするのだろう。

さて、この続きは、「美味しい魚のお店~お店編」へ  → → → (レポートは、メルマガ編集後記でおなじみのマイクさんです)

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