平成27年8月7日号|昔は、「千両」もの高額な値を付けられたという夏のみかんのお話です。
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「中央市場マガジン・おおさか」第141号 平成27年8月7日号
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__c0__さん、ではでは、今週も、はじまります。
よろしく、お願いします。
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夏のみかん。
今なら、「ハウスみかん」として、普通に、どなたでも買うことができます。
でも、昔はこんなこと、考えられなかったのです。
「千両みかん」という落語があります。
ある呉服屋の若だんな。
ある日、急に身体の具合が悪くなり、
食事も受け付けなくなった。
親が心配してあらゆる名医に診てもらったけれどラチが明かない。
どうやら、「気の病で、何か心に思っている願いごとがかないさえすれば、全快する」
という。
おそらく「恋わずらい」でもしたんだろうと思って、
若だんなに、問いただすと、
「実は、……みかんが食べたい」、と。
それを聞いた番頭さんが、それならお安い御用
とばかりに、みかんの段取りを約束します。
ところが、時は、土用丑で、夏の真っ盛り。
こんな真夏に、冬の果物である、みかんがあるはずもありません。
大問屋のボンボンのわがままの極みです。
それで、また、大騒ぎになるのです。
この時、夏のみかん1個の値段は、千両だとも。
今の貨幣価値で言えば、1億円に相当するらしいです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1427629044
落語に興味のある方は、
こちらに桂枝雀さんの一席があります。
https://www.youtube.com/watch?v=k9IXoz38i28
落語のオチも笑えます。
とまあ、夏のみかんは、その昔、
普通にはありえないものだったんですね。
ところが、今は、だれでも夏のみかんを食べることができます。
わがままな呉服屋の若旦那もびっくりです。
落語のネタになるほどの貴重な「夏のみかん」なら、
現代でも、きっと外国の方も喜んでくださるだろうと思い
大阪南の「道頓堀ホテル」、恒例の朝市で、
宿泊の外国人のお客のみなさんにご案内しよう目論んでおりました。
ところが、ホテルのコンシェルジュさんに相談すると、
多く宿泊されている中国・香港・台湾からのお客様たちは、
みかんに興味を示めさないだろうということが分かりました。
理由は不明ですが、甘くておいしい、珍しい「夏のみかん」は
どうやら、人気がないらしいです。
旬の時期のみかんも、かの地の人たちには人気がないようです。
明日(8月8日)は、その朝市の第4回目なのです。
というわけで、予定していたハウスみかんは、キャンセルして、
大スイカ割り大会をさせていただくことに変更しました。
これは喜んでもらえそうです。
ホテルで、スイカ割り。
これって、めずらしいですよね。
喜んでもらえますように。
スイカ割りの時の、バックグランドミュージックはこれにしようと思っています。
https://www.youtube.com/watch?v=wXH8tbz97GY
__c0__さんも、この夏の思い出に、
お友達とスイカ割りを楽しんでみませんか?
http://www.osakafu-chuouichiba.com/items/suika_obanazawa/
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
(^人^)感謝♪
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編集後記
▽お元気ですか~!!
ウナギの値段が高騰、僕らサラリーマンの口には、
もはや入ることはないのでしょうか!?
飲み屋のカウンターでそんな話をしてると、
職場の同僚がいいことを教えてくれました。
~ウナギの蒲焼きをつくるとき、大阪では頭も一緒に焼く。
蒲焼きを売るときは、ウナギの頭を切り落とすが、
大阪ではその頭を“半助”と呼び、出汁の入った鍋で
豆腐やネギ、うどんと一緒に煮込んで食べる習慣がある。
つまり半助鍋焼きうどん!!
汁はまろやかで香ばしい。半助をしゃぶるとうま味がしみ出す。
わずかに付いた身も味わえて、お得感は満載。
しかもデパ地下に行くと、この半助15個入りのパックが、
なんと200円+消費税で売られているらしい。
その話を聞いていた飲み屋の大将が、
「僕らの若い頃はねぇ、身はお客さん、半助と尻尾は
料理人なんて言って、楽しみに食べたもんですわ・・・」
なるほど、これも食い道楽大阪ならでは・・・
『食材を無駄なく食べ尽くす、始末の精神』でしょうか?
2年前のNHKの朝ドラ『ごちそうさん』でも、
半助鍋焼きうどんが大阪の庶民の味として登場したようです。
ちなみに、関東ではウナギの蒲焼きは頭を切り落としてから
料理するらしく、副産物の半助はないそうです。
さて、これからデパ地下に、その“半助”を探しにいってきます。
(まいく)
▽先週の土日は、毎年恒例の夏の家族旅行で、野沢温泉と
軽井沢へ車で行って来ました。
その帰り道、高速の中央道の神坂パーキングの手前辺りで、
車のエンジンの調子が急に悪くなり、
パーキングに退避することになりました。
もし、パーキングに入ることが出来ずに、高速道路上で
立ち往生していたとしたら、どえらいことになっていたと思います。
時刻は、夜の8時前でした。
そこで、車で帰ることは断念して、
家族は、タクシーと電車で帰ることに。
車は、保険会社に頼んで、トラックで輸送してもらうことに。
パーキングのお店の方には、気の毒がっていただき、
元気を出してとばかりに、
お手製のおにぎりを分け与えてもらいました。
心がほわっ!和みました。
大阪の家に、もうすぐ着くという時に、
我が愛車を載せたそのトラックが目の前を通りました。
まさに、神坂パーキングで、別れてから、
ほぼ同時に家に着いたことになります。
時刻は23時過ぎ。
あー、それにしても大事に至らずにすんで、良かった。
パーキングの売店のおばさんには、とても親切にしてもらいました。
タクシー運転手のおじさんには、とても貴重なお話を聞かせてもらいました。
熱い熱いお湯の温泉と、涼しい避暑地での散策。
車のエンジンが熱く燃え上がりそうになった高速道路でのトラブル。
行きは車で、帰りは新幹線・・・
家族みんなにとって思い出深い、旅となりました。
(ギリギリのやすし)
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