山形県 伝統野菜を守る 赤根ほうれん草 産地見学 山形県 (3)
2014.03.10|産地情報
ほうれん草。
日常的に食べている野菜ですが、ここ山形県天童市に、伝統野菜として、
昔からある「種」をそのまま使って、手間暇かかる農法で育て、美味しいと評判のものがありました。
赤根ほうれん草。
ハウスの中で育てられているほうれん草の畝をみると
豊かに広がるほうれん草の葉が見えます。
でも、それを上からみると、ごらんのとおり、一つ一つがばらばらになっています。
間引きをして育てるという、大変な手間がかかる育成方法がとられています。
?そして、ひとつひとつの株をよく見ると、葉っぱの形が微妙に違うものがあるのが分かります。
雄株と雌株。株によって違いがあります。
これは、種を植えて、このように生育して初めてわかること。
雄株からは種はとれません。
雌株だけから種が取れ、次回の野菜つくりに活かせます。
?昔からある、伝統野菜を種をそのまま生かして作る農法を守りながら、
種を守り、美味しい伝統野菜が作られています。
「根のところがこんなに赤いです。」
「アクが少なく、うまみがたっぷりで、甘みもあります。
根の部分は特に甘くておいしいと喜ばれています。」
それを聞いて、その場で思わず根っこをかじるバイヤー
「あっ、美味しい」
多くの野菜は、どれも似たりよったりというのが普通。
色や形、それに大きさなどで、取引の評価基準にされます。
でも、この赤根ほうれん草は、まったく別格の「おいしいほうれん草」
おそらくこれ一つを食材に加えるだけで、感激のメニューがひとつ増やすことになるのだろう。
バイヤーさんの目がより真剣に輝いていました。
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