5歳から、おいしい魚を!ぜひ!
今頃(10月半ば)になると、ふぐの扱いが増えてきます。天然もののふぐは少ないです。
11月終わりぐらいから12月にかけては、料亭や、寿司屋さんからおいしい「フグの白子」を求められることが多くなります。
白子があるかどうかは、一般的には魚を開いてみないとなかなかわからないものです。もちろん、そんなことはできません。 私らは、泳いでいる魚を見て判断します。
白子入りと白子なし。シーズン中は、これを2つの別の水槽に入れて、いつでもお客さんの要望に応えられるようにしています。
白子だけがほしいという料亭さんもあります。
白子入りのフグを絶えず持っておく。これも、私ら目利き商売のひとつです。
子供さんには、おいしい魚を食べてさせてあげてほしい!
5歳ぐらいから、おいしんもん食べてたら、舌が覚えてくれます。
魚の「食育」なら、むずかしい話は横に置いて、旬のうまいもんを、一回でも多く食べさせてあげることです。「魚は体に良いから食べなさい」と言ってもなかなかうまくいきません。うまいもんを食べさせてあげることです。うまい魚を知らんのは、ホンマにもったいない。お母さん方、よろしく頼んます。
今時は、どのお家でも牛肉や鶏肉を食べる機会が多いでしょう。60歳代以上の方たちは、お魚を食べて育って来られた人も多いです。 おいしい魚を食べて、体験でそのおいしさを知っておられます。
高級な高齢者施設にも鮮魚を卸させてもらっていますが、みなさん、おいしいお魚には目がありません。
お父さん、お母さんに、おうちでおいしい魚を料理してごちそうして上げてください。 そりゃ、喜ばれますよ。